2010年03月31日

アナウンサー直伝講義術、京大教員にDVD(読売新聞)

 アナウンサーの話し方や伝え方の技術を“授業力向上”に生かそうと、京都大情報学研究科の辻高明特任助教らがNHK関連団体の協力を得て、教員向けのDVD教材「ティーチング・ティップス集」を作成した。

 京大教員に順次配布し、参考にしてもらう考え。辻助教によると、大学の授業方法の見直しにアナウンサーの技術を活用するのは全国的にも珍しいという。

 「ティップス」とは秘訣(ひけつ)の意味。教材は「講義の目的を明確にする」から始まり、「ポイントを際立たせる」「黒板を上手に使う」「話し合いで内容を深める」など、学生の注意力を高めたり、理解を深めたりするための12項目で構成している。

 財団法人「NHK放送研修センター」(東京都)のアナウンサー2人が講師役で登場。1人が、大教室での講義を想定して模擬授業を行い、進め方の問題点をもう1人が解説する。

 文部科学省は一昨年4月以降、各大学に、それまでは教員任せだった授業の質の管理に、組織的に取り組むよう求めている。同研究科では、大学院生を対象に、アナウンサーからコミュニケーション技術を学ぶ集中講義を開いており、辻助教が「教員にも応用できる」と思いついた。

 辻助教は「授業力向上の取り組みでは、互いの授業を参観して議論したり、学生からアンケートを取ったりするケースが多い。今回の教材で、話し方、伝え方のプロからスキルを学んでもらえたら」と話す。

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2010年03月27日

「ラテアート」滋賀の村山さんが日本一に(読売新聞)

 カプチーノなどの上にミルクで模様を描く「ラテアート」の全国大会「ジャパン ラテアート チャンピオンシップ2010」(2月26日)で、クラブハリエ日牟禮カフェ(滋賀県近江八幡市宮内町)の村山春奈さん(25)(東近江市大萩町)が初優勝し、世界大会の出場を決めた。

 村山さんは「多くの人に感動を与えられる作品をつくりたい」と張りきっている。

 2004年にホールスタッフとして入店した村山さんは、06年にコーヒーを入れる職人「バリスタ」になった際、ラテアートのことを知り、営業終了後に練習を重ね、技術を磨いた。評判は口コミで広まり、今では客から指名を受けるまでに成長した。

 白い“絵の具”となるミルクは泡立てて使う。空気を入れるノズル、ピッチャーの角度を微妙に調整しながら、きめ細かいミルクに仕上げた後、エスプレッソの中に入れ、一気に絵を描き上げる。集中力と繊細さが求められるため、投げ出したくなったこともあったが、「お客様の喜ぶ顔が、つらい練習の支えになった」と振り返る。

 全国大会では、8分間で6杯のラテアートを作り、見た目の美しさや味を競う。東京であった今年の大会には、約70人が参加。緊張で手が震えたが、「いつも通り」を心がけてリーフ(葉)とハートが連なる絵柄を仕上げ、栄冠をつかんだ。初出場した昨年は2位に終わり、悔しい思いをしただけに、優勝した瞬間、「思わず泣いてしまった」という。

 世界大会「ワールド ラテアート チャンピオンシップ」は6月、英国・ロンドンであり、約40か国の代表が技を競う。村山さんは「満足できる作品を仕上げられるよう、練習に励みたい」と話している。

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2010年03月25日

医療事故モデル事業継続=5学会で社団法人立ち上げ−「2年で制度化への道筋を」(時事通信)

 医療事故の調査機関創設に向けた厚生労働省のモデル事業が今年度で終了するのに伴い、新たに日本医学会など5学会が一般社団法人「日本医療安全調査機構」(仮称)を立ち上げ、事業を継続することが24日、明らかになった。同日開かれたモデル事業運営委員会で報告された。
 医療事故調査を担う第三者機関をめぐっては、事業と並行して同省が法制化に向けた大綱案を2008年6月にまとめたが、一部に根強い反対があり、頓挫している。
 5年間の事業を総括し今後への提言をまとめた作業班委員長の山口徹虎の門病院長は「これからのモデル事業は第三者機関創設につなげるもので、2年で制度化への道筋をつけてほしい」と述べた。
 同事業は、診療に関連する死亡で病院から要請があった場合、解剖を実施し、病理医や臨床医らが死因究明を行うもの。東京、愛知、大阪など10地域で行われ、5年間で105事例を受け付け、うち82事例で報告書を作成した。
 マンパワー不足や、解剖に遺族の同意が得られないなどの問題があり、調査事例数は当初の想定を大きく下回った。一方、病院や遺族へのアンケートでは「参加してよかった」との評価が8割を占めたという。 

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